この記事のタイトルでもある『対応力』について2つ種類ごとに分けて書いてみたので今回は1つ目の対応力について書いています。
試合になると緊張して力が出せない
どうして自分の力を発揮できないんだろう
こんな風に感じることはありませんか?
試合で力を発揮しきれずに負けてしまった経験はありませんか?
私も約15年バドミントンに取り組んできましたが、勝つこともあれば負ける経験もしてきました。
何百回と試合に出てきたことで『負け方には何パターンか存在している』ということが分かってきました。
その中でも『試合で相手に対応しきることができずに負けるパターン』が一番もったいないです。
しかし、この負けパターンにはある力不足が関係していたことが分かったので
今回は『対応力の大切さ』&『対応力が必要なパターン①』について書いていきます!
はじめに バドミントンの対応力とは
試合の時に必要な要素の一つ。様々な要因に対して対応する技術。
と私は考えています。少し難しいので例をあげてみると
- 自分の作戦が思うようにいかず調子が悪い時に作戦を変更する
- シャトルが飛びすぎるときどう対応するか
- 相手の流れに持って行かれそうな場面でどう流れを切るか
簡単にあげてみるとこのようなことが考えられます。
バドミントンは対人競技です。相手と戦うスポーツなので、相手の調子や作戦によって求められるものが違います。
仮にとてもバドミントンが上手くても本番での対応力を発揮して自分の実力を出しきれないプレーヤーは勝ち続けることはできません。
バドミントンの対応力は『技術』
ここで確認しておきたいことは、
バドミントンの対応力は『技術』=身につけることができる
ということです。
メンタルが強くて安定して力を出せるからなんじゃないの?
と思うかもしれませんが、バドミントンは実に様々な相手のタイプや外的要因(試合会場の環境など)があるので
練習だけ強い選手もいますが、こういったことが対応できないことが負ける原因かもしれません。
そんなとっても大切なバドミントンの試合での『対応力』はどうしたら身につけることができるのでしょうか?
バドミントンの対応力は2種類ある!
ここでのバドミントンの対応力というものを2つに分けて考えてみようと思います。
私が『バドミントンの対応力』というものを分けるのなら
- 試合のプレーなど相手に対して自分が変えなくてはいけないことへの対応
- 体育館の環境やシャトルの飛びなど自分がどうしようもないことへの対応力
このように分類してみました!
簡単に言うと、『自分がどうにかできるものかそうでないものへの対応』ということです。
今回の記事では❶試合のプレーなど相手に対して自分が変えなくてはいけないことへの対応について考えていきたいと思います。
共通して言える大切なことは『自分のバドミントンをする』
ここでいう『自分のバドミントン』というのは
自分の持ち味や良さを十分に発揮したプレースタイルのバドミントン
のことであって、注意して欲しいのは
何も考えずにただガムシャラに打つ!ラリーする!という自己中心的なものではない
バドミントンの対応力とは配球的なことでいうと、
- 普段ならここに打つけど相手が苦手なのはこっちだからこっちに打つ
- この相手は左利きだからバックを狙おう
- ここに球を集めて次こっちに打つパターンが決まるからそうしよう
というような感じで『自分のバドミントン』のスタイルは貫きつつ、相手に合わせて対応はしていくことが大切です。
ここからは具体的なパターンである『相手が左利きだった場合』に落とし込んで考えてみます。
仮に全て当てはまらなくても、「こんな考え方もあるんだ」と自分のひきだしを増やす感覚で読んでもらえると参考になると思います。
例 相手が左利きだった時の対応
皆さんは利き手の違いを意識して試合をしていますか?
もしかしたら読んでいる人の中には
左利きの人はやりにくいなぁ
と感じたことがある人もいるかもしれません。
私も右利きの選手とずーーーーっと練習していると左利きの人に対しての対応でミスることがありました…
『対応でミスる』とはどういったことでしょうか?
例をあげてみると、
相手のバック側を狙ったつもりがフォア側だった
というようなパターンです。左右の利き手の違いで何が起こってしまうのかと考えると
フォア側が逆になる
ということです。フォアはバックより力強く打ちやすいです。そんなフォア側に「狙っていないのに打ってしまってカウンター攻撃をくらってしまった」ということがよく起こります。
試合でこうならないようにするためにオススメの練習方法は
右利き・左利きと打つ時にぞれぞれフォアとバックを意識して狙う練習を心掛ける
というものです。もし、右利きとしか練習ができないという場合でも
日々の練習から意識することで左利きの人と練習を積めなくても自然にフォア・バックを意識できるようになります。
ということをするだけでいざ試合になった時の『対応力』を発揮することが可能になってきます。
今回の『ひきだし』 自分のバドミントンをしながら対応していく
自分のバドミントンのスタイルは崩すことなく、相手に合わせてしっかり対応をしていくことも立派な技術であり、バドミントンで勝っていく上で超重要なことです。
今回は左利きへの対応を例にあげてみましたが、何事も考え方は同じなので練習で実践あるのみです。
今回のバドミントンの『対応力』については2部構成になっているのでぜひ見てみてください。