- ロングレシーブが飛ばないから攻めきられる…
- ダブルスでのロングレシーブのコツは?
こんな風に思っていませんか?
ダブルスで全国大会を経験した私がレクチャーします
ダブルスのロングレシーブは上手く飛ばないことが多いですよね。
逆に飛ばせるようになるだけでかなり優位になるのも確かです。
- ロングレシーブのコツがわかる
- 構えのポイントがわかる
- ヒットするポイントがわかる
今回はそんなダブルスでのロングレシーブのコツを詳しくご紹介します。
ダブルスでスマッシュを上手くロングレシーブするコツは『構えとヒットポイント』
速いスマッシュに対してレシーブする時は
- 構え
- ヒットポイント
が鍵になります。
この2つの要素が合致した時に『力に頼らないロングレシーブ』ができます。
それぞれのポイントを詳しくみてみましょう。
①超重要な『構え』で『打つ空間を作る』
レシーブは前傾姿勢で構えるということは有名ですが、なぜ前傾姿勢なのかご存知ですか?
レシーブの構えが前傾姿勢なのには理由があります。
これが重要なポイントで、
- 自分のラケットを振る空間を作るため
- 腹筋の力を利用するため
です。
逆に直立で立った状態だとラケットを振る空間がなく腕だけで飛ばす必要がありますよね。
それではスマッシュの威力に負けて飛ばすことが難しくなります。
レシーブの構えのポイント
レシーブの構えのポイントは、
- お腹を引っ込める(空間を作る)
- つま先立ちでかかとを浮かす
- 利き手の肘は前に出して前でヒットできるようにしておく
- 膝を曲げる
前にカットやドロップがきた時にも対応できるように動ける体制をまずは心がけます。
そして、お腹を引っ込ませ、膝を曲げ肘も前に出して構えることで自分の体の前でヒットできます。
お腹を引っ込めて空間を作ることで楽にロングレシーブ
ロブを打つ時も少しラケットを回してヒットしますよね。
レシーブも同じで、ラケットを回す空間を作ることでスイングでシャトル力を伝えることができます。
大振りになってしまうのはよくないですが、多少はラケットを引かないと打てないので注意です。
腹筋、膝の力で楽にロングレシーブ
ロングレシーブは腹筋、膝を使うと楽に飛ばすことができます。
先ほど述べたようにラケットを引き込んで、ヒットする時に背中、膝の曲げ伸ばしの力を使います。
また、相手のショットがボディ周りにきて返しにくい時も腹筋、膝の曲げ伸ばしの力を上乗せすることでシャトルを飛ばすことができます。
ヒットポイントだけでレシーブは変わります
自分の体に近くなればなるほどロングレシーブは飛ばすのが難しくなる
ロングレシーブは体に近いところでヒットすればするほど飛ばすのが難しくなります。
特にパワーがない女子選手や小学生などです。
力があれば飛ばすことができるかもしれませんし、レシーブできるかもしれませんが、『体の近くになると難易度がアップ』します。
わざわざ難しいことをしないでいいように、前でヒットすることを意識しましょう。
ヒットする具体的なポイント
ヒットするポイントを体の前で、と言いました。具体的には
腕を伸ばしても肘が軽く曲がるくらいの位置
ここで『肘』というキーワードが重要になってきます。
というのは、伸ばし切らないことで『肘の曲げ伸ばしの力を利用できる』からです。
ヒットするタイミングは肘に余裕を持たせて、シャトルにヒットした後に伸ばし切るイメージです。
ヒットするポイントを体に覚えさせよう
ヒットするポイントが毎回同じにすることができたらレシーブが安定します。
トップの選手が毎回同じようにレシーブできるのは『毎回同じタイミングで打てる技術がある』からなのです。
でも毎回同じスマッシュは来ない
はやくヒットしすぎても力が加わらないですし、遅すぎると体に近づいてしまいます。
スマッシュの速さをよく見て自分がレシーブのタイミングを合わせることが大切です。
毎回の練習でスマッシュのレシーブを受ける時に意識してみましょう。
- いつもより少し前でヒットした方が飛んだ
- ヒットするのが速すぎると飛ばなかった
このように何度か試してみて『自分が一番飛ばせるヒットポイント』を探ることが大切です。
構えるポジション取りも大事
ヒットするポイントが大切なら構える位置である『ポジション取り』も大切です。
構える位置が後ろすぎると相手コートの奥まで飛ばすとこが難しくなります。
しかし、前すぎてもスピードが速いのでレシーブできません。
相手の打つ位置に合わせて自分のレシーブ位置も変化させる
相手が前から打つなら少し下がる、後ろからスマッシュを打つなら前にする
というように自分で『自分がレシーブしやすいようにする』ことでレシーブが格段にしやすくなります。
まとめ バドミントンのダブルスでのロングレシーブはコツで「飛ばない」を卒業!
速いスマッシュに対してレシーブする時は
- 構え
- ヒットポイント
構えは
- お腹を引っ込める(打つための空間を作る)
- つま先立ちでかかとを浮かす
- 利き手の肘は前に出して前でヒットできるようにしておく
- 膝を曲げる
- ヒットポイントは前すぎず体の近くになりすぎない位置で
- 自分が一番飛ばせるポイントを探る
- ポジション取りで『自分がレシーブしやすいようにする』
ロングレシーブが上達するとダブルスが思い通りになってきます。
まずはヒットする位置などを見返して修正していきましょう。